治療関係

五十肩(肩関節周囲炎)まとめ

五十肩で悩む人は案外多い!

厚生労働省の調査では、肩こりが男女ともに高い数値を出していますが、五十肩の数値は出ていません。
五十肩は中年以降の女性で多いと言われています。

私は高齢者を多く見ていますが、高齢者で肩の動きが悪くて、高い物が取れない、洋服を着るのが大変、痛くて寝れない、などの訴えはよく聞きます。


五十肩はなぜ難渋するのか?

これは最初の対応が悪いからです。
※参考ブログ(https://ameblo.jp/kajikaji2012/entry-12349350260.html

簡単にいうと、肩関節が動きが多い関節であるということと、腕を無意識に使うことが多いことから、安静にできないという理由からです。
動かさなければ良いという訳ではありませんが、急性期での炎症を早く抑えて長引かせないという考え方が大事です。
炎症を早く治すためには、炎症部位は負担をかけずに他の部位を動かし循環状態を良くしておくことです。

そのためにも急性期痛での痛みの部位に対しては、サポーターテーピングをお勧めしますが、簡便なのはサポーターです。
サポーターをつけながら生活し、肩関節は動きを制限し、脊柱やその他の部位を動かし循環を良くしておくのが良いです。
※参考ブログ(https://ameblo.jp/kajikaji2012/entry-12350121574.html)。


原因は肩周囲だけはない!

これは肩関節単独の問題のこともありますが、五十肩になる人の多くが、脊柱、肩甲骨、骨盤、下肢などに問題を抱えています。
中には肝臓や心臓が原因の事もあります。パーセンテージは各々異なりますが、全身を見ていく必要があるということです。
※参考ブログ(https://ameblo.jp/kajikaji2012/entry-12349844479.html

また、ヒトの特性である手を使う動作が過剰になっても五十肩になります。
最近ではスマホの使い過ぎによる影響が多い気がします。あとは仕事での繰り返しの動作が原因になっていることも多いですね。
※参考ブログ(https://ameblo.jp/kajikaji2012/entry-12350685942.html


肩関節を包む組織の特性

肩関節は球関節といって自由度が高い関節です。そして、とても不安定な関節です。
それ故にたくさんの組織(靭帯、関節包、筋肉など)が存在しております。それらの組織には受容器がついており、関節が少しでもずれると筋肉が働くようになっております。
よって、それらの筋肉(ローテータカフ)はとても疲れやすいんです。さらに肩周囲には血管が通っているため、筋肉が緊張し血流が悪くなります。よって、痛みが生じやすい構造になっております。
※参考ブログ(https://ameblo.jp/kajikaji2012/entry-12349583544.html

そして、上腕骨と肩甲骨の位置関係がずれている人がいます。
多くの肩関節の機能障害の方が前方にずれていますが、上方に上がっているパターンもあります。
片麻痺の方では下方にずれていることもありますね。


痺れと夜間時痛

痺れと夜間時痛があると一気に生活に支障がでます。これにより五十肩の人は睡眠障害や精神疾患にかかる人も少ないと言われています。

痺れは、首の筋肉(斜角筋)、腕の付け根の前側の筋肉(小胸筋)、肩甲骨表面に付着している筋肉(棘上筋、棘下筋)の近くを神経が通っている為、これらの筋肉の柔軟性が低下すると、出現することがあります。
これらの筋肉をほぐしたりストレッチすることで柔軟性を低下させないことが大切です。

夜間時痛に関しては、寝ている時の姿勢が影響していることが多いです。痛い側を下側にして寝ると、炎症が起こり痛みが出現しやすくなります。
また、痛い側が上になっていても痛い場合もあります。痛い側の脇に枕などを挟んで寝ると良いです。


簡便な評価

①座って腕を上げるのと、立って腕を上げるので差があるか?
座っている方が挙げにくければ上半身の問題が主、立っている方が挙げにくければ下半身の問題が主と推測します。

②屈曲方向と外転方向に挙げるて差があるか?
外転方向の方が挙げにくければ鎖骨に問題がある可能性が高いと推測します。

③90度以下で痛いのか、90度以上で痛いのか?
90度以下なら肩甲骨の動きが悪い、90度以上なら背骨の動きが悪いと推測します。

参考ブログ(https://ameblo.jp/kajikaji2012/entry-12350420069.html

 

また、肩周囲の筋肉に着目すると、

前側(小・大胸筋-上腕二頭筋-前腕屈筋-指屈筋)の影響か
後ろ側(広背筋、僧帽筋・菱形筋-棘下・棘上筋-上腕三頭筋-前腕伸筋-指伸展筋)の影響か
三角筋の影響か

等を筋緊張筋力テスト圧痛などから推測していき、問題個所をアプローチしていくと徐々に可動域が広がってきます!


冒頭でも述べましたが、五十肩で悩む人はとても多いです。
少しでも五十肩で悩む方の参考になれば幸いです。

また、冒頭にも述べましが道具に頼るのもありですね!
サポーターやコルセットは対処法として用いますが、手の届かない肩甲骨周囲の筋肉をほぐせるような道具を用いるのはありです!
肩甲骨や脊柱付近の筋肉を緩めたりすることで肩周囲の痛みが緩和することがあります。色々試してみると良いですね(^^)





PS:五十肩ではありませんが、肩関節の可動域を上げる様子がダイジェストで動画にしてあるのでよろしければご覧ください。

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