マネジメント関係

リハビリ部門の管理について

リハビリ業界は比較的若手が多い業界の為、社会に出て5年程で管理者(主任以上)になる人が多い業界です。早い人は3年目辺りから管理職に就く人もいます。
ちなみに私は5年目から管理者になり、今現在も管理者として従事しています。
私の周りにも管理者として従事している人がたくさんおり、その人たちからの話と私自身が管理者になってわかったことを総合して、良い面も悪い面もたくさん分かったのでそれを記事にしたいと思います。



若手で管理者になれる業界

学校や協会では若手が管理職に就くことはほとんどないと思います。
そして大病院でもほとんどないと思いますが、少数精鋭の施設、クリニック、介護保険サービス事業所では若手で管理職に就く人が多いです。大
病院から管理職としてそれらの職場に転職するパターンと、最近では新卒から少数精鋭施設に就職し、何年か経過してから管理職に就くパターンがあります。

一般企業では若手で管理者なるのは難しいと思います。勿論、少数精鋭のベンチャー企業では可能だと思いますが、多くの企業が年功序列の構造です。
若手で管理職に就くことができる業界という意味では、チャンスのある業界だと言えます。管理職に就けば給料もUPする為、それが理由で管理職に就く人も多いと思います。

管理職でないと見えてこない領域があるのは管理職に就いたことがある人はご存知だと思いますが、本当にその通りなんです。
見える領域の度合いは「パート<平社員<<管理者<<<<経営者」みたいな印象です。経営者程ではないですが、平社員とは比べられない程の経験値が得られます。
つまり人間として、社会人としての成長にはもってこいの環境です。


若手管理者にかかる重圧

しかし、若手の管理者が精神的に不安定なるケースが多いんです。経験年数が10年以上の中堅からベテランセラピストが管理者に就くのと、若手で管理職に就くのは立場と気持ちが異なります。

若手セラピストの管理者は、年上経験年数が自分より上の人を管理することになる為、自分より知識や技術が上の人の上に立たないといけない状況の人が多いです。これは、セラピストにとってはかなりの重圧となります。

よって、知識や技術を積まないといけない感情になり勉強漬けの日々、さらにマネジメントをしないといけない経営者からの重圧、なんやかや言ってくる職員からの重圧に押しつぶされてしましまう人が多い印象です。


管理者になって良かったこと

管理職は大変なのは当たり前なんですが、慣れてくると職場を自分でコントロールできる為、逆に働きやすくなります。そして給料がUPする為、勉強会参加や参考書購入などを躊躇なくできるようになる為、結果的に能力向上が早まります

平社員は経営者に提案するのは難しく、一般的に直属の上司に提案する流れですが、管理職に就くとダイレクトに経営者に提案できる立場になれる為、自分のやりたいことや改善したいことが実現しやすい環境になります。

そして何より色々な人(他職種、他事業所、他業界の人)と関わることが多くなる為、経験値が高まります。将来のプラスになりますし、やりがいも増します!


管理者に向いている人は、、、

この業界は管理のみをしている管理者はほとんどおらず、臨床(現場)業務を兼務するのが当たり前です。
所謂、プレイングマネージャーです。管理者は経営者との連携だけでなく、他部門や他事業所との連携、問題があった時の対応、職員の相談、求人、制度の理解などなどたくさん業務がある上で、臨床業務を行うという過酷さがあります。
臨床業務がある為、手を抜いた臨床をしていると部下にばれますし、患者(利用者)にばれますので、そこも威厳を保つためにしっかりこなさないといけません。

私見ですが、この業界で管理者に向いている人は、
①技術・知識に自信がある人
②年上に物申すことに抵抗がない人
③マネジメントに興味のある人

だと思います。

基本的にはプレイングマネージャーですから、管理業務と臨床業務の兼業できる能力が必要になってくると思います。
兼業は大変なんですが、専門職の集まりになると、上司(科長、主任など)の臨床能力が高い組織でないと、下がついてこないと思います。
私は、管理職に就きたては①~③全て中途半端でしたが、①は猛勉強で克服し、②は年月と共に徐々に慣れてきました。③は興味があったわけではないですが、結果が出るにつれて興味が出てきました。

理想は管理職は管理に徹することができるのが良いと思いますが、そのように働ける職場はまだまだ少ないと思います。
大変だということを書きましたが、私は管理職に就けるチャンスがある人はその職に就くことをお勧めします。
世界が変わると思います。結婚前の女性や子育て中の女性は難しいかもしれませんが、男性なら食いつくべきです。
そして、大変になったらすぐに経営者や外の友人や知人に相談すべきです。


働きやすい職場づくり

ここでは、少し話を変えて私の組織観を話したいと思います。
私は友人で管理職に就きうつ病になり休業した人や、なりかけた人を何人か知っています。
皆、頑張り屋さんで責任感の強い人です。知人に問題があった面もありますし、知人側の話しか聞いていませんが、私見では職場側に問題があることがほとんどです。

職場の雰囲気は管理者が作ると思います。私は完璧を目指さず、職員が働きやすい職場づくりを目指しています。
職員が成長しない、職員の言いなりになる、などの苦情が出そうですが、職員が働きやすい職場の方が結果的に離職率が低下し人間関係も良好になると考えています。

2:6:2の法則をご存じでしょうか?
優秀な社員が2割、普通の社員が6割、出来の悪い社員が2割の構図になると言われていますが、私の経験でも本当にこのような構造になります。
よって、全員を優秀な社員にするのではなく、2割の社員と6割の社員で仕事を進めていき、劣等生の2割にはできる仕事を割り振るというマネジメントをしています。
良し悪しがありますが、介護業界ではこのような考え方にしてからうまくいっています。


管理職(社長)の雰囲気に社員が似てくる

という言葉を聞いたことがありますが、小さい組織程この傾向があります。
これは、小さい規模の内は社長の役割が大きいということかもしれません。
徐々に組織が大きくなり、No.2、No.3が現れると、社長の負担が軽減してきますが。

組織のトップである管理職もこれと同じような現象があると思っています。
これを良しとするか悪しとするかはケースバイケースだと思いますが、定期的に管理職を変更するのは大切だと私は思っています。
なぜならば、時間が経つと馴れ合いの組織になってしますからです。
飲食業界、ドラッグストア業界、調剤薬局業界などは2~3年周期で店長が変わりますし、公務員などお3年おきくらいに異動があります。組織も人と同じように新陳代謝は必要なんでしょうね。

小さい会社では移動や管理者を数年で変えるのは難しいかもしれませんが、規模がある程度大きい組織ではそのようにしていくのが良いと私は思っています。


求人

管理者になると、人員を管理する仕事がありますので、求人案内を書いたり、面接をしたりすることも仕事になります。
経験的な話をすると、給料が低い求人はあまり良い人材が集まらず、比較的給料が高い求人の方が良い人材が集まります。
給料設定に関しては会社との相談になりますので、勝手に決めるのは難しいですが、低く設定して良い人材を集めよう、とかは考えない方が良いです。
面接の話はまた別のコラムで書きたいと思います。

私の周りでは管理職の人が多い為、彼らの話を聞いていると共感できることがたくさんあります。このコラムをみて共感した方、もしくは提言などありましたら、コメントを下さい。



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