治療関係

歩幅と歩隔の関係と特徴について~動作分析に役立てよう~

この記事では歩行に関する知識で、歩幅歩隔という話をします。
似たような言葉ですが、これらの用語の説明関係性特徴 などを書いていきます!

歩幅

歩幅とは下の図のように一歩の幅のことです!
一般的に歩幅は身長×0.45くらいで、高齢者は身長×0.4と言われています(文献より)。
※ 身長-1mという説もあります

 

歩隔

歩隔とは、下の図のように両足の間隔のことです。
理想は5~13㎝とも言われています。

歩幅と歩隔の関係

歩幅が広い ➔ 歩隔が狭い
歩幅が狭い ➔ 歩隔が広い

一般的には上記のような関係が成立しますが、もちろん例外もあります。
例えば、パーキンソン病の方は、歩幅も歩幅も狭い人が多いです。

特徴

歩幅と歩隔に関する特徴をいくつか以下に書いていきます。

◼️歩幅が広い ➔ 歩行速度が速い ➔ 効率的
◼️歩幅が狭い ➔ 歩行速度が遅い ➔ 非効率的

歩行時に歩幅が広い方が、大きく関節を動かしている為、筋肉の弾力を歩行に利用することができます。
よって、疲れにくいというのが一般的な解釈です。

◼️歩幅が広い ➔ 上肢の振りが大きい
◼️歩幅が狭い ➔ 上肢の振りが小さい

◼️歩幅が広い ➔ 上肢の振りが小さい
◼️歩幅が狭い ➔ 上肢の振りが大きい

上記のような関係性が成立する為、歩幅が広いのに上肢の振りが小さい場合や、歩幅が狭いのに上肢の振りが大きい場合は、バランス不良です。
無理して歩幅を広げているか、無理して腕を振っている可能性があります。
あくまで、自然と上記の関係が成立しているのが良い条件となります。

原因

理想の歩きはある程度歩幅が広く、ある程度歩隔が狭い状態ですが、このような条件で歩けない人には原因があります!

歩幅が狭い原因の主なもの
①下肢の可動域制限:股関節伸展、膝伸展、足背屈、足指MP関節伸展制限
②腰椎前弯制限
③胸郭回旋制限

歩隔が広い原因の主なもの
①不安定な感覚
②恐怖心
③胸郭が硬い
④おむつをしている:大きめのサイズのもの
⑤大腿の筋肉の膨らみが著明

※上記のものはあくまで主観です(^^;;

まとめ

理想は(ある程度)歩幅を広く、(ある程度)歩隔は狭くですが、それが行なえない方が無理して行うのは好ましくありません。
うまく行えない原因がどこかに眠っているので、そこに対してアプローチしていきたいところです。

とくかく歩幅と歩隔について知っていると、歩行を診るときに役立ちます
動作分析が苦手な人が多いですが、足の幅と足の間隔くらいは見れると思います。
もしよかったら、臨床の参考にしてみてください!

<参考文献>
・山崎昌弘ら:ヒトの歩行.人類学雑誌、2008


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